
退院後、自宅で転倒リスクに備え快適に過ごす為の7つの方法
暦の上では入梅を迎えました。
最近は激しい雨や猛暑日など、不安定な天候が続いています。皆さまどうぞご自愛ください。
こんにちは!マタラクチャーの副代表小笠原です。
今日は、退院後の生活をより快適に送るために、入院前に準備しておくと便利な自宅の環境作りについてです。
術後は今までの痛みから解放されて、さらにアクティブに旅行や趣味の活動などを積極的にできるようになられる方が多く、「術後のリハビリは日常生活の中で」とよく言われています。
転倒や無理な姿勢で脱臼や骨折などにならないよう、普段の生活の中でのリスク回避法を主にあげています。
ご参考にしていただければ幸いです。
転倒リスクを避けるための5つの方法
◾︎なるべく段差をなくし、手すりを付け、履き物にも気を配って「歩きやすくつまずきにくい」環境に。
① 床に敷いているカーペットの浮き上がっている部分を固定したり、ラグなどの小さな敷物は取り除くなどして、つまずきや転倒を防止しましょう。
② 長い電気コードや電話線などは、壁に沿わせたりテープなどで固定するとよいでしょう。
③ 部屋と部屋との間のちょっとした段差には、ゴム製などの室内スロープを付けることをお勧めします。(ホームセンターなどで購入できます)
④ 室内履きは、脱げにくく滑りにくいものを選びましょう。
⑤ 廊下、階段、トイレ、浴室に手すりがあると安心です。浴室には、介護用の浴室椅子や高めで背もたれのある風呂椅子、洗面器をかがまずに取れるような高さの台があると便利でしょう。
快適に過ごすための2つのコツ
◾︎しゃがんで物を取る、座り込んで立ち上がる、などは負荷がかかりやすいので「股関節の屈伸が少なくてすむ姿勢」になるように。
① 洋式のトイレであっても、厚みのある便座にするか、便座の高さを調節する器具を利用するとよいでしょう。(50〜60㎝以上あると立ち座りが楽です)
② 床には物を置かないようにして、よく使用する日用品などは、手の届きやすいところに置いておくと楽な体勢を維持できます。
ー術後の生活を、より快適に過ごせるきっかけになればと思っておりますー
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